2004-07-15から1日間の記事一覧

《おくのほそ道》五月二十九日 〔061〕

もがみ川乗らんと、大石田と云ところに、日和を待。爰に、古き俳諧のたね、落こぼれて、わすれぬ花のむかしをしたひ、蘆角一声の、心をやハらげ、此道にさぐりあしして、新古ふた道に、ふミまよふといへども、道しるべする、人しなければと、わりなき一巻を…