2004-07-22から1日間の記事一覧

《おくのほそ道》六月六日 〔068〕

八日、月山に登ル。木綿しめ身に引かけ、宝冠に頭を包、強力と、云ものに道びかれて、雲霧山気の中に、氷雪を踏てのぼる事八里、更に日月行道の、雲関に入かとあやしまれ、息絶へ身こゞへて、頂上に臻れば、日没て、月あらはる。笹を鋪、篠を枕として、臥て…