2004-07-23から1日間の記事一覧

《おくのほそ道》六月七日 〔069〕

日出て雲消れば、湯殿に下ル。 谷の傍に、鍛冶小屋と云有。此国の鍛冶、霊水を撰て、爰に潔斎して、剱を打、終、月山と銘を切て、世に賞せらる。彼、龍泉に剱を淬とかや。干将、莫耶の、昔をしたふ。道に堪能の執、あさからぬ事しられたり。岩に腰かけて、し…