2004-09-27から1日間の記事一覧

《おくのほそ道》元禄二年八月十四日

鶯の関を過て、湯尾峠を越れば、燧が城、かえる山に、初雁を聞て、十四日の、夕暮、つるがの津に宿をもとむ。其夜、月、殊晴たり。あすの夜もかくあるべきにやと、いへば、越路のならひ、猶明夜の陰晴はかりがたしと、あるじに酒すゝめられて、けいの明神に…