2004-05-20から1日間の記事一覧

追記(2004.05.20)

上の「東照宮に参詣した感激」という決めつけ的評言は、いささか疑問だと、今になって思います。その華美さに、目をみはったとしても・・・。芭蕉は「東照宮」という表現も使わず、「恩沢八荒にあふれ、四民安堵の栖、穏也。猶憚多くて」と書いています。今…

《おくのほそ道》四月二日〔005〕

《おくのほそ道》 二十余丁、山を登つて滝有。岩洞の頂より飛流して百尺千岩の碧潭に落たり。岩窟に身をひそめ入て、滝の裏よりミれバ、うらみの滝と、申伝え侍る也。 暫時は滝にこもるや夏の初 那須の黒ばねと云所に、知人あれば、是より野越にかゝりて、直…