2004-06-13から1日間の記事一覧

追記〔芭蕉の宗匠立机と等躬〕

杉風への手紙に、等躬についての情報も記されています。 「乍憚と申す作者、拙者万句の節、発句など致し候ふ仁にて、伊勢町山口作兵衛方の客にて御坐候ふ。」“拙者万句”とは、芭蕉が江戸で宗匠として立机した折、その披露におこなわれた万句興行のこと。等躬…

《おくのほそ道》四月廿六日 〔029〕

《おくのほそ道》すか川の駅に、等窮といふものをたづねて、四五日とゞめらる。 《曾良随行日記》廿六日 小雨ス。 この日、芭蕉は杉山杉風あてに手紙を出しています。(適宜、段落分けしました。「那す」は「那須」) 那須黒羽〜須賀川のこと。これからの予…