《おくのほそ道》五月二十日 〔052〕

尾花沢にて、清風と、云ものを尋ぬ。

曾良随行日記)

廿日 小雨。

五月二十日(G:7/6)、尾花沢4日目。


曾良日記の中でも、最短記録でしょう。短いものでは(四月)「廿六日 小雨ス。」というのがありました。
そう言えば、その2日前に「昼過ヨリ可伸庵ニテ会有。会席、そば切。祐碩賞之。」というのがありました。須賀川滞在中、「世をいとふ僧」可伸の庵でのことです。
そしてこの「賞す」は、褒めるという意味ではなく、<〜を振舞う、提供する>の意味であると何かに書いてありました。
今回(昨日)も、「素英、ナラ茶賞ス」という形で登場しました。


芭蕉は、10日間の尾花沢滞在中、鈴木清風の家に泊まったのは3晩だけで後は清風のはからいで、養泉寺に泊まっています。
清風については、後日にゆずるとして、天台宗弘誓山養泉寺の紹介をしておきます。

http://www8.plala.or.jp/ojun/seihu/yousenji/yousenji.htm
http://www.ic-net.or.jp/home/rinet/yympyosnz.html