《おくのほそ道》五月二十八日 〔060〕

もがみ川乗らんと、大石田と云ところに、日和を待。

曾良随行日記)

一 廿八日 馬借テ天童ニ趣。六田ニテ、又内藏ニ逢、立寄ば持賞ス。未ノ中尅、大石田一英宅ニ着。両日共ニ危シテ雨不降。上飯田ヨリ壱リ半、川水出合、其夜、勞ニ依テ無俳。休ス。

ところで昨日も今日も出合ったという内藏とは、誰なのでしょうか。


最上川中流の河港・大石田
一栄、川水ともに、すでに尾花沢に芭蕉を訪ねてきていますね。清風の俳諧ネットワークなのでしょうね。


さすがに立石寺参詣は疲れたようです。
勞ニ依テ無俳。休ス。

なお天童は当時まだ将棋駒の産地ではなかったようです。
http://www.jvnet.or.jp/~badz9005/tendo/monosiri.htm