《おくのほそ道》元禄二年八月二十日〔1689.10.03〕

露通も、〔このみなと迄、出むかひて、〕ミのゝ国へと伴ふ。

曾良随行日記)

○廿日 同(天気吉)。

曾良日記の天候〔天気吉〕は伊勢長島のものです、誤解のないように。芭蕉のいる場所(どこかは不明)も似たようなものと思います、大雑把には同じ気候圏だと思いますので。なお、曾良は伊勢に落ち着いてからは、天候しか記していません。)

昨日は、芭蕉を強引に(?)長浜につれていきましたが、長浜はなかなかいいところのようですね。
長浜で琵琶湖の風にあたった芭蕉と路通は、どこへ向かったのでしょうか。
一週間ほど先行していた曾良は、長浜から船で彦根に行きましたが(十二日のこと)。


芭蕉は、二十一日には大垣にいたらしいので、今晩は春照か関が原に泊ってもらって明日、大垣に入ることにします。