元禄二年九月一日〔1689.10.13〕

大垣の庄に入ば、如行が家に入集る。前川子、荊口父子、其外、したしき人々、日夜とふらひて、蘇生のものに、あふがごとく、且、よろこび、且、いたハる。

曾良随行日記)

九月朔日 晴。

元禄二年八月は、小の月で29日まで。きょうから晩秋の九月(長月)に入ります。弥生の末に始まった「おくのほそ道紀行」、最後の月です。