2004-05-18から1日間の記事一覧

追記(2004.05.19)

「このしろ」については、2年前の連載時に、net友登貴さんが貴重なコメントをつけてくださっていました。(今日、発見。なお、引用は『松尾芭蕉集2』(小学館/1997.9)によりました。)登貴: 「このしろ」と いえば、芭蕉が愛した杜國の ○箕に鮗(このし…

追記「富士と花」

そもそも奥の細道旅立ちの朝、芭蕉は富士をはるかに望んでいるのであるが、その後、第一の歌枕へとわき目もふらず突き進んできたという感じがしないでもない。 ここで芭蕉は、再び富士を話題に出している。旅程三日目、日光を目の前にして、旅立ちを想い、一…

元禄二年三月二九日〔1689.05.18/003〕

《おくのほそ道》室の八嶋に詣ス。同行曾良が曰、此神ハ、木の花さくや姫の神と申て、富士一躰也。無戸室に入て焼たまふ、ちかひのみ中に、火火出見のみことうまれ給ひしより、室の八嶋と申。又煙を読習し侍るもこの謂也。将このしろと云魚ヲ禁ズ。縁記の旨…