「このしろ」については、2年前の連載時に、net友登貴さんが貴重なコメントをつけてくださっていました。(今日、発見。なお、引用は『松尾芭蕉集2』(小学館/1997.9)によりました。)
登貴:
「このしろ」と いえば、芭蕉が愛した杜國の
○箕に鮗(このしろ)の魚をいたゞき
を、思い出します。
連句「冬の日:狂句こがらしの巻」(貞享元年〔1684〕)で、芭蕉の
○うしの跡とぶらふ草の夕ぐれに につけたのでした。
このあと荷兮の
○わが祈りあけがたの星孕むべく が続きますよね。
この展開、大好きです。。
室の八島で、芭蕉さん、杜國をおもいだしたのでしょうね。