2004-06-17から1日間の記事一覧
「室の八嶋」にも実方の歌が、あったことは気がついていたのですが、ふれませんでした。芭蕉はこの安積沼でも実方の故事を踏まえながら、実方の名前はあえて出していません。そしてここでも伏せられていた実方への思いは、いずれ別の箇所で登場することにな…
風騒の人芭蕉は、「沼を尋、人にとひ、かつみかつみと、尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ」ということで、恐ろしき「黒塚」に着いたのは、暗くなってからと書いて興を誘っていますが、曾良さんは、そこんとこまた暴露してくれています。福島に着いた時点で…
2年前のこの日の記述は、日本の古典に明るいnet友の登貴さま、美保子さまに教えていただいたことを参考に記させていただきました。
《おくのほそ道》等窮が宅を出て、五里計、檜皮の宿を離れて、あさか山有。道よりちかし。此あたり沼多し。かつみ刈比も、やゝちかうなれバ、いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋侍れども、更知人なし。沼を尋、人にとひ、かつみかつみと、尋ありきて…