2004-06-21から1日間の記事一覧

追記:2〔加右衛門〕

ここでも、芭蕉はやってくれています。「嘉右衛門」→「加右衛門」 なお、芭蕉にとっては少しあてがはずれたようです。大きな城下町仙台では、知り合いのところに落ち着き、少し日数を過ごしたかったのではないかと思われます。しかし添え状も役に立たず、結…

追記:1〔あやめふく日〕

“「あやめ」は、あやめ”と何も疑うことなく読んでいたのですが、「この「あやめ」はサトイモ科に属するショウブで、アヤメ科のアヤメ・ハナショウブとはまったくの別種である。」とある本に断言してあって、あわてました。 数多い注釈本をはしごする気力も今…

《おくのほそ道》五月五日 〔037〕

(名取川をわたつて、仙台に入。あやめふく日也。)旅宿をもとめて、四五日逗留ス。爰に画工加右衛門と云ものあり、聊心ある者と聞て、知る人になる。 (曾良随行日記) 一 五日 橋本善衛門殿ヘ之状、翁持参。山口与次衛門丈ニテ宿ヘ断有。須か川吾妻五良七ヨ…