追記:1〔あやめふく日〕

「あやめ」は、あやめ”と何も疑うことなく読んでいたのですが、「この「あやめ」サトイモ科に属するショウブで、アヤメ科のアヤメ・ハナショウブとはまったくの別種である。」とある本に断言してあって、あわてました。
数多い注釈本をはしごする気力も今ありませんが、自分なりに確認したいところです。

もう一点、「あやめふく日」。これは、五月五日なのか、四日なのか。
これも注釈は様々です。これも安易に五日と考えてしまったのですが、これは間違いなく四日でしょう。「あやめ」を軒や庇に吊るすのは、魔除けというより、一種の「神籬(ひもろぎ)」でしょう。これはものびの前日でないと意味がありません。〔追記の追記1:この部分、ことば足らずですが、補う余裕がないので当分このままにさせてください。〕
節供の前日、仙台の街に入った頃(夕方)、この「あやめ葺く」作業が家々で行われていたのでしょう。
〔追記の追記2:いずれにせよ、四日か、五日か特定することの意味はないというべきでしょう。むしろ、「あやめふく頃」とせずに「あやめふく日」と画像を鮮明化して、仙台入りに色彩的なアクセントがつけられていること、に着目しておきたいと思います。〕