追記〔皐月のぬかり道/道いと悪しく〕

村人の諌めに耳をかさず、霊験あらたかな道祖神の前を下馬せずに通り過ぎようとし、命を失ってしまった実方。この風流人の評価には芭蕉も心揺らぐものがあったのでしょうか。ここ笠島西行の故地でもあったのですが、ここを訪ねる労をとりませんでした。
行かなかった義経遺蹟を、行ったことにした前日の芭蕉と・・・。