《おくのほそ道》五月三十日 〔062〕

もがみ川乗らんと、大石田と云ところに、日和を待。爰に、古き俳諧のたね、落こぼれて、わすれぬ花のむかしをしたひ、蘆角一声の、心をやハらげ、此道にさぐりあしして、新古ふた道に、ふミまよふといへども、道しるべする、人しなければと、わりなき一巻を残しぬ。

曾良随行日記)

〇一 晦日 朝曇、辰刻晴。歌仙終。翁其辺ヘ被遊、帰、物ども被書。


ところで、歌仙満尾後、芭蕉はどこへ消えたのでしょう?。


元禄二年の五月(皐月)は、<大の月>で「晦日」は三十日でした。
ついでに元禄二年(旧暦)の1年間のカレンダーをご覧ください。
(曜日表記は蛇足でしょうが、この形はわかりやすい)
http://hosi.org/cgi-bin/japan/year.cgi?%8c%b3%98%5c@2


なお5月16日にスタートした「netおくのほそ道奇行」、無事?2か月を過ぎ、
3か月目に入ります♪。
(夏休みの宿題の日記、いつも三日坊主だったのに!)。